テクトロニクス社は3月31日、40Gbpsのプログラマブルパターンジェネレータ(PPG)「PPG4001型」を発表した。

テスト機器は、テスト対象の製品以上の性能を持っていることが重要である。高性能を持たないと、計測器が制限要因になってしまい、信頼性のあるテスト結果は得られない。また、設計対象がアプリケーション要求に適合することを確認するためには、プログラム可能なデータレート、PRBS、プログラム可能なデータ、ジッタインサーションなどの機能が必要である

同製品は、先立って発表された40Gbpsプログラマブルエラーディテクタ(PED)と組み合わせることにより、優れた40Gbps BERTソリューションになる。「PPG4001型」は、200fsのランダムジッタ(RJ)と8psの立ち上り時間性能を備えており、40Gbpsのシリアルデータテストで重要となる性能、信号品質を提供する。

また、ジッタストレス機能を内蔵しており、エンジニアの作業生産性を向上させる他、高周波ジッタインサーション(RJ、SJ、BUJ)、低周波SJのオプションも含まれている。これらの内蔵オプションは、前面パネルのボタンまたはリモートによるプログラムで実行でき、光モジュールや電気SERDESデバイスの総合的なストレステストが行える。

さらに、シンプルなGUIを採用した前面パネルは、タッチスクリーンが搭載されており、操作性に優れている。この他、1つのテスト規格から次の規格へと移行するための機器の再設定、特性評価が不要なのに加え、広いプログラムデータレート/パターンを備えているため、製品の性能/機能を総合的に検証するのに必要なすべての動作条件をカバーするという。

テクトロニクスの40Gbpsプログラマブルパターンジェネレータ「PPG4001型」