米アドビ システムズは、「Adobe Marketing Cloud」のモバイルマーケティング関連の最新ソリューションを発表した。

「Adobe Marketing Cloud」のWebページ

「Adobe Marketing Cloud」は、多様なモバイルチャネルにおいてユーザーの具体的なエンゲージメントを分析するだけでなく、ロケーションに応じた適切なコンテンツをリアルタイムで配信することで、最適な顧客体験の提供を実現するソリューション。これによりマーケターは、モバイルアプリケーションとWebサイトの双方を利用するユーザーについても効果的に獲得し、エンゲージメントの構築と定着を図ることにより、投資対効果(ROI)を向上させることができる。

このたび追加された新機能として、Webコンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」とPhoneGap Enterpriseの組み合わせにより、モバイルアプリケーションの開発ワークフローにおいて開発者とマーケターが協働し、迅速な公開が可能となるアプリケーション開発機能が挙げられる。加えて、すでに同ソリューションと統合されているデジタルパブリッシングソリューション「Adobe Digital Publishing Suite」向けのコンテンツ管理機能も搭載された。

そのほか、Adobe Marketing Cloudのモバイルマーケティング支援サービスが「Adobe Mobile services 2.0」として強化され、マーケターがAppleのApp StoreやGoogle Playなどの主要なアプリケーションストアを通じ、モバイルアプリケーションのダウンロード促進に最も効果があったキャンペーンの測定などを行うことを可能にした。これ以外にも、モバイルプロバイダとしては初めて「Apple iBeacons」へ対応。クロスチャネルのキャンペーン管理ソリューション「Adobe Campaign」と「Adobe Mobile services 2.0」の統合によって、モバイルアプリケーションを通じたリアルタイムな情報配信など、顧客のエンゲージメント再構築を行うことも可能となっている。