アドバンスト・メディアは3月25日、音声認識技術AmiVoiceを活用し、音声を自動的に文字変換することで、議事録・文書作成業務を効率化する「議事録作成支援システム」を和歌山県庁に納入したと発表した。

県知事の定例記者会見を対象に、2014年3月より本格稼働・運用を開始する。

同社によると、和歌山県庁では、原則、週に1回、県政の重要な施策に関する事項の発表を中心に、県知事による定例記者会見を行っており、記者会見の内容は、県庁広報課で議事録を作成し、動画と共にHPに掲載している。

議事録作成にあたっては、知事の発言や記者とのやりとりなど一語一句を書き起こす作業が必要で、HPへの掲載まで多大な時間を要することが課題だったが、今回、業務の効率化と県民への迅速な情報発信のため、アドバンスト・メディアの「議事録作成支援システム」の納入が決定された。

議事録作成支援システムの運用イメージ図

「議事録作成支援システム」の活用により、記者会見とほぼ同時進行で議事録の作成を行うことが可能となるため、従来の議事録作成時間の削減と県民に対する情報発信のスピードアップが期待されるとしている。