NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、クラウドメールサービス「Bizメール」の海外での販売を開始すると発表した。まずアジア地域において、3月24日に台湾で販売を開始し、7月にはシンガポールおよびベトナムでの販売を予定している。その後は、他のアジア・オセアニア地域や、米国への展開を検討していくという。

今回の海外展開は、日本企業の海外市場への進出が増え続ける中、現地での拠点開設時に、メールやファイル共有サービスなどのコミュニケーション基盤を、安価かつスピーディーに立ち上げたいというニーズが高まっていることによるもの。

同社では、9カ国・地域、11拠点で展開しているNTT Comのクラウド基盤を利用し、順次「Biz メール」の基盤を拡大。また、「Bizメール」だけでなく、ネットワークやデータセンターも併せて一連のサービスの運用をワンストップで実現するという。また、今後「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」に対応し、ネットワークから「Bizメール」まで、利用者自身が一括で管理できるようにする予定だという。

さらに、企業利用に適したユーザインタフェースを備えた高機能なWebメールを中心に、社員相互の情報流通を支援する共有スケジューラ、施設予約、企業向けSNS等のサービスをパッケージオプションとして提供する。

パッケージオプションの画面イメージ