NTTアイティは、手元端末の固有情報を接続認証に用いる端末認証型「マジックコネクト」のマルチデバイス対応クラウドサービスを、4月1日より、日本・東南アジア・北米・欧州で同時に販売開始すると発表した。

マルチデバイス対応の端末認証型「マジックコネクト」クラウドサービスの構成

同社では、従来より、一つのアカウントでPCやタブレット、スマートフォンなど複数の端末から会社のPCにリモート接続して業務が行える、マルチデバイス対応のUSBキー認証型「マジックコネクト」クラウドサービスを販売しているが、今回、USBキーではなく、手元端末の固有情報を接続認証に用いる端末認証型「マジックコネクト」においても、マルチデバイス対応サービスを開始。提供形態として、「マジックコネクト」サーバを、ユーザーが共同利用するクラウドサービスとして提供する。

スマートデバイス利用時の接続先画面の操作(仮想マウスによる操作イメージ)

新たなサービスでは、手元の利用端末を固定できることから、利用例として、「会社貸与のPCやシンクライアントなど、特定の端末からのリモート接続だけをポリシーとして認めている企業」「手元端末の使い分けによるモバイルワークやテレワーク」「iPad、Androidタブレットで社内の資料を参照してのプレゼンテーション」「iPhone、Androidスマートフォンによる社内システムの活用」等が考えられる。

初期費用は10,000円/アカウントから、年間使用料は18,000円/アカウント。すでに「マジックコネクト」クラウドサービスを契約している場合には、マルチデバイス対応に無償で移行できるキャンペーンを5月中旬から案内を開始する。