NTTデータ先端技術は3月18日、企業内外で業務に利用される情報端末のセキュリティ診断・接続制御機能を強化した「NOSiDE(ノーサイド)」の提供を開始すると発表した。

NOSiDEは「NOSiDE Inventory Sub System」「NOSiDE Inventory Sub Systemリモートアクセス管理」「NOSiDE Secure Connect」の3製品から構成されるパッケージソフトウエア。

「NOSiDE」による禁止ソフトウエア検出時の動作(端末利用者向け画面)

今回強化するセキュリティ診断・接続制御機能では、社内での利用を禁止・制限するソフトウエアの利用有無を自動診断し、該当ソフトウエア検出時の接続制御や、社内ルールに適合させるために必要な対策の提示を可能にする機能を提供する。

「NOSiDE」による禁止ソフトウエア検出時の動作(管理者向け画面)

これにより、ユーザーが意図せず導入されたソフトウエアや、社内での利用を許可されていないソフトウエアを搭載したパソコンやスマートデバイスの社内ネットワークへの接続をシャットアウトし、端末利用者に診断結果の通知や対処方法を提示することが可能になり、社内システムのウイルス、ワーム等の脅威からの防御や、情報漏えいを防止する。

接続された端末に対し、オンデマンド、あるいは定期的にセキュリティ診断を行い、診断結果により、接続可否の制御を行うことが可能。これ以外に、診断結果適用までの猶予期間を設け、期限内に対策を取る様指示した上で暫定的に接続を許可することもできる。

また、未登録端末や持込端末の診断、アクセスコントロールをすることができ、システム管理者の端末管理業務の効率化が可能。Windows PC以外にMac OS X搭載端末やスマートデバイスの診断にも対応可能。

さらに、今回の強化にあわせて検出したいソフトウエアの定義データをインポートすることが可能になり、簡単に登録・設定を行える。