大樹チーズ&サーモングルメ地域活性化協議会(北海道大樹町役場内)は3月18日、「ご当地宇宙食」の開発プロジェクトを開始すると発表した。

同プロジェクトは、大樹町の名産物を利用した宇宙食を開発するというもの。宇宙食の販売時期は、帯広市と広尾町とを結ぶ「帯広広尾自動車道」が忠類大樹ICまで開通する2015年3月を目指す。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙日本食」への認証を目指すとしている。

宇宙食の開発は、大樹町に工場を構える雪印メグミルクとたむらやの2社が担当する。雪印メグミルクは地元産の生乳からチーズを製造し、一方のたむらやは地元産の野菜や魚介類、チーズなどを味噌漬けにしており、2社のノウハウを活かしてチーズの味噌漬けをフリーズドライ加工した宇宙食を製造する。

開発体制

同プロジェクトは、はまなす財団が募集する「平成26年度地域づくり活動発掘・支援事業」に採択され発足。同財団から約5年間に渡って合計100万円程度の資金支援、助言、専門家の派遣などの支援を受ける。

なお、大樹町は以前から「宇宙のまちづくり」を推進しており、JAXAと連携協力協定を締結している。