富士通は2月26日、ヤマトホールディングス(ヤマトHD)のグローバルにおける会計システムを刷新し、国内・海外共通のグループ統一会計システムを本稼働させたと発表した。

ヤマトHDはまず富士通と共同で2012年10月に国内グループ31社において、グループ統一会計システムに刷新を実施。

その後、海外グループ5地域(アメリカ、マレーシア、タイ、上海・香港・台湾、シンガポール)10社に展開すべく、各拠点への導入作業を開始し、2013年10月に中国でも運用を開始した。

そして、2014年1月にシンガポールにおける本稼働をもって、グループ統一会計システムの導入が完了した。なお、ヤマトHDは、SAPの会計パッケージ「SAP ERP 6.0」を導入したという。

富士通は、SAPのグローバルパートナーとして、ハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションからシステム構築、運用・保守まで全てを行うほか、ヤマトHDに対して、国内・中国圏は日本で、英語圏(欧州、アメリカ、シンガポール、マレーシア、タイ)はインドにおけるサポートセンターにてサポートをしている。