沖電気工業(OKI)は2月25日、IPコンタクトセンターシステム「CTstageシリーズ」の最新モデル「CTstage 6Mi」の販売を7月1日より開始すると発表した。価格は50席分のモデルケースで3000万円~(税別)。

CTstage & サービスビジネスユニット長の大槻重雄氏

CTstageは、IP電話や電子メール、モバイル機器などの通信手段を統合するユニファイド・コミュニケーション(UC)ツールの1つで、IPコンタクトセンター内のデータ収集・分析を可能とするシステムソリューション。

最新版は管理ツール(コンタクトセンターモニター)を改良し、コンタクトセンターの従業者が自分の仕事内容に合わせた情報を入手できるようにした。同社の企業ネットワークシステム事業部 CTstage & サービスビジネスユニット長の大槻重雄氏は、「画面レイアウトを自由にカスタマイズできるようにすることで、経営者やマネージャーはコンタクトセンター全体に関わる状況、スーパーバイザーや現場責任者は担当するオペレーターの稼動状況、オペレーターは電話対応の状況をそれぞれチェックできる」と話した。

また、他社製のPBX(構内交換機)やサーバーでも接続できるようになった。これによりパートナー会社は、同製品を導入するPBXやサーバーを自由に選んで販売できる。さらに、OSはWindowsは32bitだけでなく64bitにも対応した。

今後は、1システム3000席、システム連携をすることで1万席レベルの大規模なコールセンターへの対応、マルチベンダー、UC連携強化などを順次進める計画で、2016年中に国内UC市場でシェア20%、IPコンタクトセンター市場でシェア35%を目指すとしている。

CTstage 6Miの管理画面