PostgreSQL - The world's most advanced open sorce database

PostgreSQLの開発グループは2月20日(米国時間)、サポートしているすべてのバージョンの最新版を公開した。最新版はセキュリティ脆弱性の修正、レプリケーションに関する問題の修正、データ整合性に関する問題の修正などが含まれており、利用しているすべてのユーザに対してアップデートが推奨されている。リリースされたバージョンは「PostgreSQL 9.3.3」「PostgreSQL 9.2.7」「PostgreSQL 9.1.12」「PostgreSQL 9.0.16」「PostgreSQL 8.4.20」。

今回のリリースでは複数の特権取得のセキュリティ脆弱性が修正されている。また、これまでのバージョンでは「ROLE」管理に対する「WITH ADMIN OPTION」の機能が適切ではなかったため、アクセス権を与えてはならないケースであってもユーザが同じROLEメンバーに所属している相手に対してアクセス権を与えることができた。修正後のバージョンではそうした処理はできなくなる。

レプリケーションやロックに関するバグも修正されており、これまでに発生する可能性があったデータ不整合(ただし修復可能なデータ不整合)の発生が修正されている。それ以外にもさまざまなバグが修正されており、アップデートが推奨されるバージョンになっている。