本作の主人公・泉野明を演じる真野恵里菜。主題歌は1年2カ月ぶりとなる新曲「Ambitious!」に

人気アニメ『機動警察パトレイバー』の実写プロジェクトで、2014年4月5日に第一章が公開される映画『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』の主題歌が、主人公・泉野明を演じる真野恵里菜の新曲「Ambitious!」に決定した。

真野にとって1年2カ月ぶりとなるこの新曲は、「普遍的な日常の中にも大切な出来事を見つけることができる」というロボットものながらも、隊員の日常生活にフォーカスした『パトレイバー』らしい楽曲に仕上がっているという。作詞は日本のロックバンド・the ARROWSの坂井竜二氏、作編曲を音楽グループ・元Remark Spiritsの中土智博氏、ディレクターをシャ乱Qのたいせい氏が務め、本作のための書き下ろし曲となる。

真野は「泉野明という大きな役をいただけてうれしかったのに、さらに主題歌まで歌わせていただけるなんてすごく幸せです。歌詞も曲調もこの作品の世界観とぴったりで私自身とても気に入っています」と喜びを伝えながら「パトレイバーを見て、最後にこの曲を聴いて、『まだまだやれる』『また明日も頑張ろう』そう思っていただけますように。 そんな想いで歌いました。たくさんの方にパトレイバーが愛されますように、そしてこの歌が届きますように」と歌に込めた想いを明かしている。

なお、製作サイドは真野の主題歌起用について「今回のシリーズの撮影を通して、明るく前向きな真野さん自身のキャラクターが、ご本人が演じた泉野明と重なる部分が多く、その歌声を通して本作の世界観が伝わると思った」と経緯を説明。本楽曲のリリース配信は予定されていないため、本編を鑑賞した人のみが聴ける、貴重な楽曲になるという。

そして、デイレクターを務めたたいせい氏は、「スタッフの皆さんと打ち合わせをしている段階で、制作の皆さんの熱意をひしひしと感じました。楽曲としてはとにかく『パトレイバー』の世界観を壊さないよう、 観に来てくださったお客様が、帰り道ほんの2、3度でもいい、目線が上を向くようになればいいなと。いつもの帰り道、何か新しい発見ができるといいなと思い制作しました」と楽曲のコンセプトを説明した。

『THE NEXT GENERATION ‐パトレイバー‐』は、シリーズ全12話(各話48分)と長編作品(約100分)で構成され、12話を全7章に再構成して上映。第一章は、今現在に至る特車二課の歴史をひもとく0話「栄光の特車二課」、三代目となる特車二課の日常を描く第一話「三代目出動せよ」となる。その後、第2章が5月31日、第3章が7月12日、第4章が8月30日、第5章が10月18日、第6章が11月29日、第7章が2015年1月10日、そして2015年ゴールデンウィークに長編映画が公開される。

総監督と脚本には、当時のアニメシリーズを手がけた押井監督を迎え、音楽は川井憲次氏が担当。主人公・泉野明役に真野恵里菜、塩原佑馬役に福士誠治、カーシャ役に太田莉菜、シバシゲオ役に千葉繁、後藤田継次役に筧利夫と豪華キャストが名を連ね、これまで培ってきた知見や技術、そして最新CG/VFX技術を駆使して新たな『パトレイバー』が描かれる。

(C)2014 「THE NEXT GENERATION –PATLABOR-」製作委員会