グーグル株式会社 エンタープライズ部門 日本代表 阿部伸一氏

マイナビは3月11日(火)、ベルサール汐留(東京都中央区)において、企業ユーザーを対象としたスマートデバイス活用イベント「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」を開催する。同イベントでは、基調講演者の1人としてグーグル株式会社 エンタープライズ部門 日本代表である阿部伸一氏が登壇する予定だ。本稿では、このセッションの内容をお伝えしよう。

コンシューマ市場で発展した成果を今こそエンタープライズに

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末=スマートデバイス、さらにクラウドアプリケーションなどは、今や多くの人々にとってすっかり使い慣れたITツールとなっている。これらのツールは手軽なだけではない。その機能性や利便性はビジネスシーンにおいても活用の幅を広げており、企業のワークスタイルを大きく変革するポテンシャルも秘めている。

マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」への参加申し込みはこちら(参加費無料 3月11日(火)開催、東京・汐留、開場9:30~)

スマートデバイスは主にコンシューマ用途で普及したため、これらのツールは発展が早く、さまざまな技術や多くのアイデアを盛り込みながら洗練されてきた。

例えば近年では、「Machine to Machine」(M2M: 人手を介さず機器同士が通信し情報を共有・制御する)技術が発達し、「Internet of Things」(IoT: "モノ"のインターネット)時代が到来しつつあるとされているが、これもモバイルやクラウドの技術発展によってもたらされたものだ。

反面、「コンシューマ向けツール」のままでは、ビジネスにおけるセキュリティや可用性などの面で安心して利用できないといった側面もあった。例えば、ユーザー自身がアカウントの権限を管理するようなツールでは、確かに企業内で使うには不安がある。しかし近年では、ビジネス向けソリューションとして企業のニーズに合わせた仕様で提供されるサービスも増え、それを導入することによって、従来型のIT環境では不可能だった業務スタイルが実現できるようになった。

Google Apps だけではないエンタープライズ向けツール群

こうしたツールの代表例として挙げられるのが、Google のエンタープライズ向けサービス群だ。手軽に使える「Google Apps for Business」から、高度な開発に対応する「Google App Engine」「Google Compute Engine」、また地理情報と組み合わせてビジネスデータの視覚化を実現する「Google Maps Engine」など、今や数々のツールが用意されている。そして、実際にこれらを活用して変革を遂げた企業の導入例も急速に増えている。

「我々が普段の暮らしで活用している技術や情報サービスを経営や日常業務においても活用して、事業や働き方のイノベーションを通じて、大きな成功をおさめる企業が出てきています」と語るのは、グーグル株式会社 エンタープライズ部門 日本代表の阿部伸一氏だ。

阿部氏は、「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」に基調講演者として登場する。講演では「モバイルファーストからモバイルオンリーへ」「すべてのモノがインターネットにつながることによるリアルとネットの世界の融合」、さらにはこれらのトレンドに柔軟に対応するための「ワークスタイルの変革」といったポイントを踏まえつつ、使い慣れた Google の技術や世界最大級のIT基盤を使って、ビジネスでどのようなイノベーションが起こせるのか、事例やデモンストレーションも交えながら解説する。

セミナー概要

  • セミナータイトル: マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略
  • 開催日程: 2014年3月11日(火) 10:00~(開場9:30~)
  • 開催場所: ベルサール汐留
    〒104-0061 東京都中央区銀座8-21-1住友不動産汐留浜離宮ビル
  • 定員: 500名(入場無料) / 申し込み締切: 2014年3月10日(月) 21:00