計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは1月31日、DDRメモリのプリコンプライアンス試験、コンプライアンス違反時の原因究明、設計マージンの最小化に役立つソフトウェア「Agilent U7231B-3NL Infiniium用DDR3/LPDDR3デバッグソフト」を発表した。

同ソフトウェアは、同社のオシロスコープ「Infiniium 9000A/90000A/90000X/90000Q」シリーズ上で動作し、DDR3/LPDDR3において、関心のある箇所の詳細解析や、統計データの収集・解析などを簡単に行うことができる。具体的には、JEDECの規格に沿ったDDR3/LPDDR3タイミング測定の統計解析や、特定のバースト信号へのナビゲーション機能、測定箇所を示すマーカー機能などを搭載している。また、同社のオシロスコープで取り込んだ波形データから、タイミングの合否判定の他、波形の異常箇所の特定やマージンテストを容易に行うことができる。

なお、価格は22万9320円(税別)。既存のDDR3/LPDDR3コンプライアンステストアプリケーションのオプションとして提供される。2月3日より販売を開始し、2月中に出荷を開始する予定。

「Agilent U7231B-3NL Infiniium用DDR3/LPDDR3デバッグソフト」の画面