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次期バージョンとなる「Linux 3.14」ではサポートされるARM SoCプラットフォームの個数が増えることになりそうだ。Linuxカーネルメーリングリストに投函されたメール「[GIT PULL 3/6] ARM: SoC platform changes for 3.14がその内容を伝えている。新しく5つのプラットフォームが追加されるほか、既存のARM対応コードに対してさまざまな改善が実施されている。Allwinner sunxiプラットフォームに関してはSMPサポートが追加された。

「Linux 3.14」で新しく追加されるARM SoCプラットフォームは次のとおり。

  • Hisilicon SoC
  • Silicon Labs EFM32 (ARMv7m)
  • Marvell Berlin SoCs
  • MOXA SoC (工業向け製品で使われるARM9ベースのプラットフォーム)
  • Freescale i.MX50 SoC

Marvell BerlinのSoCはGoogle Chromecastで使われているARM SoC。ARMベースの製品はPCのように汎用カーネルで多くのデバイスに対応するといったことが難しく、ある程度は製品に特化した対応などを実施する必要がある。ARMは組み込み製品での採用が広まっているほか、高集積サーバにおけるプロセッサとしての採用も検討されており、今後も活発な市場を形成するものとみらる。