ビクトリノックス・ジャパンは、同社のブランド「ビクトリノックス」の歴史を振り返る展示会「ビクトリノックスの130年 -スイスの機能美」を開催する。会期は2月11日~19日、開場時間は10:00~19:30(12日のみ19:00まで)。会場は東京都・渋谷区のBunkamuraギャラリー。

1891年に最初のアーミーナイフ(携帯工具)としてスイス陸軍に納入されたソルジャーナイフ

ロシアの宇宙飛行士アルツェバルスキーが宇宙ステーション「ミール」のミッションで使用したナイフ

同展は、スイスアーミーナイフのブランド「ビクトリノックス」が130周年を迎ることを記念して開催されるもの。普段は見ることができない貴重な物を含め、長い歴史の中で生まれた約300点のモデルをスイスより取り寄せる。スイスと日本の歴史を照らし合わせながら、年代順にスイスアーミーナイフの変遷を追う形式で、約15のテーマ別に紹介していく。

また、展示会場に特設されたスペース「ビクトリノックス・クリエイティブ・ラボ」では、同ブランドがこれまでに開発してきたユニークな発想のナイフの展示に加えて、来場者から自由にスイスアーミーナイフのアイデアを募るコーナーを設置。集まったアイデアの中からビクトリノックス本社が最優秀賞を選出し、受賞者(1名)には「ソルジャーナイフ 1891 レプリカ」(6万円)がプレゼントされる。

約1万年前頃に絶滅したマンモスの牙を素材としたナイフ

世界的に活躍するデザイナー、クリストファー・レイバーンによる、スイス軍の馬蹄用として使われていた釘を溶かして作ったモデル

アイデアコンテストの賞品となる「ソルジャーナイフ 1891 レプリカ」

そのほか、開催初日の2月11日には、ビクトリノックス130周年記念トークイベント「未来のビクトリノックスとは?」を開催。アートユニット・明和電機の土佐信道と、スペースコンポーザー代表の空間デザイナー・谷川じゅんじがゲストとして登壇し、10年先、半世紀先の「未来のビクトリノックス」を自由に構想するトークセッションを行う。参加申し込みおよび詳細は同イベントのWebページを参照してほしい。