希望する子供の人数

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営するケアネットは、2013年12月20日~27日の期間、同社若手医師会員(20代、30代)1,000人を対象に、子供を持つことに対する意識調査を実施した。

「子供を望まない」女性は男性の3倍

まず、希望する子供の人数を尋ねたところ、40.5%の医師が 「3人以上欲しい」と回答した。理由として、 「にぎやかで楽しそう」「兄弟で協力しあえる」「子供の中で社会性が養える」「自分がそうだったから」などのコメントが寄せられた。

また、2人希望(50.4%)を加えると、9割以上が複数人の子供を希望しており、日本の現在の平均よりも多く子供を持ちたいと考えている結果となった。

一方で、子供が欲しくないと答えた割合は全体で3.4%。内訳を見ると既婚0.9%に対し、未婚は10.9%だった。男女別では男性2.3%に対し、女性6.8%と女性の方が男性よりも「子供を望まない」とする割合が上回った。その理由としては、「結婚するつもりはない」「産みたくない」との意見があがった。

出生率UPには「保育施設の整備・拡充」

次に、出生率を上げるために必要な施策を尋ねたところ、保育施設の整備・拡充(67.7%)、産休・育児休業制度の整備(56.2%)、子育て世帯の税制優遇(52.3%)が上位となった。フリーコメントの回答では「病児保育の充実」「不妊治療に対する助成」などの意見も見られた。

出生率を上げるために必要な施策は?