Googleは1月16日、日本語ドメイン「.みんな」を提供開始すると発表した。トップレベルドメイン(gTLD)で、ひらがな表記の日本語ドメインが提供されるのは初めて。

Googleによると、「.みんな」を活用することで、企業や個人が、目的に沿ったドメインを作ることができるとしており、例として「楽しい節電.みんな」や「かきごおり.みんな」「ハイキング.みんな」などを挙げている。

なお、同社では、「.みんな」を活用したコラボレーションや新しいコミュニティの創出を狙い、キャンペーンWebサイト「はじめよう.みんな」を公開した。同Webサイトでは、「.みんな」の前に好きな単語を入れることで、それに近いアイディアを持った人を探すことができる。

Googleによると、「.com」や「.net」などのgTLDの数は、20数個にとどまり、ネット社会の成長度合いに比べて広がりが限られていたという。特に「.com」を利用したWebサイトが多く、全体の約半数が「.com」で終わるアドレスだという。

「.みんな」は、Googleが新たに獲得したgTLDの中で、初めて開放するもので、この新ドメインの開放により、「.comなどとは違ったネット上の新たな居住地を作りたい。今後も、新たなgTLDの提供を進めていく」(Google)としている。

なお、「.みんな」で作成したいWebサイトの名前は、同社が公開している「Google Registry」に掲載しているレジストラから応募できる。

2月14日までは、商標保有者が「.みんな」を優先登録できる期間となっているが、一般申請についても受け付ける。また、具体的な日程は未定ながら、2月、3月以降は誰でも「.みんな」ドメインを取得できるようになる。商標保有者については、自身の商標がドメイン登録された際の通知登録も行われている。