SAS Institute Japan(SAS)は15日、オムニチャネル化を支援するデジタル・マーケティング・スイート「SAS Adaptive Customer Experience」の提供を開始したと発表した。

「SAS Adaptive Customer Experience」は、Webサイト分析とその他のオンラインおよびオフラインの顧客データを統合・管理し、Web、ダイレクトメール、電子メールや営業店、コールセンターなど全てのチャネルを通じて顧客とのやり取りをパーソナライズするデジタル・マーケティング・スイート。

サイトのタグ付けの必要がなくリアルタイムでデータを収集でき、また、Web分析ツールのサイトアクセス解析機能のほか、パーソナライズしたリアルタイム・オファーを可能とする機能も提供する。

そのほか、主な特徴として、ビジネスルール、予測モデル、および多変量検定を含む手法を活用し、カスタム予測モデルを通じて顧客に最適なオファーを提供するほか、特定のビジネスケースに対するソリューションに合わせて予測モデルをカスタマイズすることができる。

なお、構成ソリューションは、データを他のチャネルからの情報と統合し、Webでのやり取りをキャプチャする「SAS Customer Experience Analytics」、組織とオンラインでのやり取りを行った顧客に対してオファーを提供する「SAS Customer Experience Targeting」、リアルタイムのオファーを提供する「SAS Customer Experience Personalization」となっている。