「週刊少年サンデー」(小学館刊)の人気連載で、1996年にアニメ化されて以来、幅広い層から愛される青山剛昌氏の『名探偵コナン』。12月7日からは『ルパン三世』とのコラボタイトルとなる『ルパン三世 VS 名探偵コナン THE MOVIE』が公開されて大きな話題を呼んでいる。

CS放送局・キッズステーションでは、映画公開を記念して、劇場版『名探偵コナン』より「ベイカー街の亡霊」「水平線上の陰謀」「探偵たちの鎮魂歌」「旋律の楽譜」の4作品を年末年始に集中放送。さらに、赤ん坊だったころのコナンが登場する「青山剛昌短編集I/短編集II」も放送予定で、毎日、コナンに会える特別編成となっている(詳しい放送スケジュールは公式サイトをチェック)。

そこで今回は『名探偵コナン』の主要キャラクターである毛利蘭役を演じる山崎和佳奈に『名探偵コナン』の魅力を語ってもらった。

山崎和佳奈が語る『名探偵コナン』

――蘭役はオーディションで決まったのでしょうか?

山崎和佳奈

山崎和佳奈「オーディションですね。ただ、実はオーディションを受ける前に、『サンデー劇場』というCMで蘭の声をやっていたんですよ。その後、TVアニメ化されるということで、あらためてオーディションを受けることになりました」

――オーディション前にすでに蘭を演じていたのですね

山崎「そうなんですよ。ただ、そのときはオーディションなしだったので、ストーリーもよくわかっていなかったので、あらためてオーディションを受けることが決まったときに、本屋さんに原作コミックスを探しに行きました。そうしたら、ちょうど1、2巻が売り切れていて、3巻ぐらいからしか読めなかったんですけど、オーディションはやはり1、2巻からの抜粋だったので、そこで初めてちゃんとストーリーを知ったみたいな感じです(笑)」

――最初のCMのときは特に役作りはしなかったのですか?

山崎「原作をまったく知らない状態だったので、現場で説明を聞いて、キャラクターを見た印象だけで演じた感じでした」

――オーディション前はやはり蘭を意識しながら原作を読んだのでしょうか?

山崎「オーディション前は多少意識して読みましたが、決まるまでの期間は、まったく意識することなく、あらためて1、2巻もそろえて、ただ面白いなって思いながら読んでました(笑)。本当にただのファンになっていたので、役が決まったときは何か余計にうれしかった記憶があります」

――蘭役に決まった後はいかがでしたか?

山崎「キャラクターがとてもわかりやすく描かれている作品なので、自分であれこれ考える必要はなかったですね。印象そのままに演じればいいと思っていたので、比較的すんなりと役に入れたと思います。特に悩むところはなかったです。役が決まった直後に、こだま(兼嗣)監督から、『戦っているときの声がよかった』って言われたんですよ。女の子女の子していない感じが。なので、そこは本番でも意識して演じていました」