The GNU Compiler Collection includes front ends for C, C++, Objective-C, Fortran, Java, and Ada, as well as libraries for these languages.

GCCのメーリングリストにIntel Broadwellマイクロアーキテクチャに対応するためのパッチが投稿された。このパッチを適用すると「-march=bdw」のように指定することでIntel Broadwellマイクロアーキテクチャ向けの機能を利用できる。基本的には「-march=core-avx2」を指定した場合と同じだが、RDSEED(PTA_RDSEED)、ADCX(PTA_ADX)、PREFETCHW(PTA_PRFCHW)インストラクションセットのサポートが追加されている。この3つのインストラクションセットはBroadwellマイクロアーキテクチャで新しく追加されたもの。

BroadwellマイクロアーキテクチャはHaswellマイクロアーキテクチャを14nmプロセスルールにシュリンクしたもの。アーキテクチャそのものは大きくは変わらないが、14nmになることでより高い性能と電力使用量の削減が期待されている。タブレット向けのプロセッサとしての採用も進むものとみられる。

RDSEEDは乱数を生成するためのインストラクション。16ビット、32ビット、64ビットの乱数を生成することができる。ADCXは任意精度での整数演算を実施するためのインストラクション。2014年にはBroadwellマイクロアーキテクチャを採用したプロセッサの販売が開始されるものとみられる。