エリクソン・ジャパンは12月18日、KDDIのLTE無線システムとパケットコアネットワーク構成の主要ベンダーの1社に選定されたと発表した。

同社がKDDI向けに無線アクセスネットワークを提供するのは初めて。RBS6000無線基地局をベースとしたFDD-LTE無線アクセスシステムとEPC(Evolved Packet Core)製品に加えて、ネットワーク展開やシステムイングレーションなども供給する予定だという。

エリクソン・ジャパン 代表取締役社長で、北東アジア地域責任者のヤン・シグネル氏は「KDDIの加入者に対して、高いユーザー体験と短期間での新技術導入といったグローバルLTEソリューションによるメリットを提供できる。このような取り組みをKDDIに評価いただき嬉しい」とコメントしている。

同社によると、世界のLTEスマートフォンの50%がエリクソンのネットワークを通して通信を行っており、これは競合他社が抱えているトラフィック量の倍以上になるという。

また、180件以上のLTE RANとEPCネットワークを提供しており、110以上のネットワークがすでに商用ベースに乗っている。