日本写真印刷は2013年12月16日、iOS7の「iBeacon」を使った"顧客行動を見える化"するO2Oシステム「ストアビーコン」の開発を開始した。

同社では、クーポン発行などのプロモーション機能に加えて、顧客のリアルな行動を「ネット解析ツールのように」把握することを目指すとしている。

例えば、従来把握することが不可能だった「通行人が実店舗に来店した人数」や「来店者のリピート率」、「顧客の商品への接触率」などが測定できるシステムを開発する予定。

ストアビーコンでは、iBeaconを使う上で必須となるBluetooth low energy(BLE)の端末とアプリ用のAPI(サーバー)をセットで提供する。

サービスを導入するには、店内に「ストアビーコン」のBLE端末を設置し、スマートフォンのアプリにAPIを組み込む。双方を合わせることで、プロモーションと連動したユーザーの実店舗での顧客行動を把握できるようになるという。

また、顧客の実店舗での行動を数値で把握するだけでなく、グラフィカルな分析ツールの提供も予定されている。

ストアビーコンの活用イメージ