パナソニックは12月13日、地上デジタル放送規格(ISDB-T/Tmm/Tsb・DVB-T)に準拠し、RFチューナを統合した4ダイバーシティ対応DTV復調1チップLSI「MN88541」を開発したことを発表した。

同製品は、RFチューナとOFDM復調回路を各4系統、および誤り訂正用メモリをBGAパッケージに搭載。これにより、例えば中継局サーチシステムにおいて、4つの入力ブランチのうち3つを視聴番組のダイバーシティ受信合成に、残る1つを中継局サーチに任意に割り当てることが可能であり、システム設計の自由度を広げ、より安定した受信エリアを確保することができる。

また、国内外の各種地上デジタル放送規格には、高精度OFDM復調回路を搭載しているほか、車内環境におけるさまざまなモーターノイズを除去する妨害キャンセラ機能を搭載しているため、より安定した受信性能を実現することが可能。

さらに、携帯端末向け製品で培った低電力RFチューナ技術を元に、RFチューナの動作電圧を最適設計すると共に、低電圧動作させることで、ISDB-Tフルセグ受信時の消費電力を当社従来品比約40%削減し、電源回路や放熱対策などの周辺部品コストの合理化を図ることを可能としている。

なお同製品は、2013年12月よりサンプル出荷を開始し、量産は2014年3月からを予定している。また、カスタマニーズに応じて、2ダイバーシティ仕様のラインアップ(型番:MN88541D)も併せて提供されるという。

パナソニックのRF統合ダイバーシティDTV復調LSI「MN88541」のパッケージ外観