KDDIは12月9日、ラックとの業務提携関係を強化し、出資比率を引き上げると発表した。

両社は2007年11月にセキュリティ・ソリューション分野で業務提携を開始。ラックが提供するセキュリティサービスに関する営業協力や、共同で新サービスの開発を進めてきた。

今回の関係強化では、KDDIが提供するクラウドやネットワーク、モバイルといった各種サービスにラックのセキュリティサービスを組み込み、セキュリティ運用を含めてワンストップでサービス提供を行う。

KDDIによるとユーザーは様々なセキュリティリスクを回避でき、安心してネットワーク環境を利用できるようになるという。今後も両社は、SOC(Security Operation Center)事業の強化と拡充、社内セキュリティ監視サービスなどの新サービス開発と提供、セキュリティに対するサポート、コンサルティングサービスの拡充を展開していくとしている。

なお、提携関係の強化に合わせて資本関係も強化。出資比率を5.29%から31.1%へ引き上げる予定としている。