韓国の携帯電話は日本同様に通信事業者との回線契約セット販売が一般的だ。だが最近では端末の単体販売も行われており、海外からの渡航者でもスマホを購入することもできる。価格は割高ではあるものの、人とは違うスマホを欲しい人には朗報だ。

韓国で販売されるスマホはSIMフリー

韓国では「SKテレコム」「KT」「LG U+」の3つの通信事業者がそれぞれスマホを販売している。だが日本とは異なり販売されるスマホはメーカーブランドであり、たとえばSamsungのGALAXY S4は3社向けに通信方式など仕様変更したうえで、同一のモデルが販売されている。しかも数年前から韓国の携帯電話はすべてSIMフリーとなっており、単体で購入しても自由にSIMを入れて利用することもできる。ちなみに韓国のAppleの正規代理店ではSIMフリーiPhoneの単体販売も行われている。

ソウル・明洞にあるApple正規代理店

iPhoneの価格を人民元で表示し、中国人観光客へ売り込んでいる

とはいえ韓国でも日本同様、端末購入は通常は回線契約とセットで行うために、単体販売を大きくアピールしているショップはほとんどない。また単体販売を行っていないお店もまだ多い。だが観光客の多く訪れる家電量販店などでは端末の単体販売を積極的に行っている。今回訪問した、東大門(トンデムン)にあるファッションビル「Lotte Fitten」に入っている家電量販店の「Hi-mart」では、店内にあるすべての携帯電話を外国人向けにも販売している。機種の数はあまり多くは無いものの、世界に先駆け韓国で先行発売さることが多いSamsungやLGの最新のスマホを購入することがここではできるのだ。

東大門にあるLotte Fitten

地下2階のHi-mart

Lotte Fittenはソウル地下鉄「東大門歴史文化公園駅」に直結。営業時間は午前11時から深夜の24時までと夜遅くまで営業しているのがありがたい。ちなみに付近には大型のファッションビルが多数あり、それらは明け方までオープンしている。ソウル市内で夕食後、このあたりにきて洋服やカバン、靴などを買うついでにLotte Fittenでスマホを物色するのもいいだろう。