給料が減った原因による生活資金の借入は、家計破綻の危険へと進む可能性があるので注意が必要です。

平成23年度 金融庁「多重債務者相談窓口における相談状況調査」のデータによると、借金をしたきっかけとしては、低収入・収入の減少等によるもので生活費や教育費のため借入れが9517人と全体の25%を占めており、不明の14,494(38%)を除けば、1番の要因でした。

4c91d76fc4075d5b09d799ccb1e3fc4d 真面目な人ほど多重債務に陥りやすい 借金癖のある方へのアドバイス ≪金融庁 財務局等地方自治体における多重債務者の状況 平成23年3月 参照≫



借金は契約であり、借りたお金は返さなければなりません。万が一、契約違反をすれば厳しい処分が課せられてしまいます。

最近の例では、借金が発端となって夫婦間の信頼関係の崩壊により離婚に至るケースも少なくは無いので、生活費の借入をする際には、事前に夫婦間で相談し、家計の収支バランスを見直し、借入額を最小限に抑えることが必要である。


「借金」は誰かに相談することが大切
借金をしていることは誰にも知られたくないものですが、正直に打ち明ければ「助け舟」を出してくれる人はいるものです。昔の私は、借金に対する知識が欠如しており、返済不能な状態まで追い込まれたダメ人間でした。

20年前の話になりますが、私は、会社の上司に「借金で生活できないので、会社を辞めて給料のいいところに転職したい」と打ち明けたのです。借金が退職の理由でしたので、叱られると覚悟しておりましたが、上司から「お前のアパートに処分できそうな家電などはあるか」と質問されたのです。

一瞬、質屋入れを促されるのかと思いましたが、上司から「購入金額で買い取ってやるから家まで運べ」と言われたのです。他の先輩方からは、ご飯をおごってくれたりしながら借金が返済できるよう協力していただいたのです。

計画通りに進められたことで、年収の半分もあった借金が3ヵ月で完済できたのです。借金をする前に、工夫すれば色々な解決策は見えてくるものです。恥をかいても一瞬です。負のスパイラルにならないよう対策を講じましょう。


真面目な人ほど多重債務に陥りやすい
多重債務は、借金に借金を重ねて、俗にいう『自転車操業』を繰り返してしまう結果によるものです。多重債務の陥るきっかけは、生活費の補填をするための借金からでありますが、隠れて借金したのが原因であることも意外と多いのです。

「給料が増えれば少々借金しても簡単に返せるから内緒にした」
「家計費を節約すれば夫に黙って借りても大丈夫だと思った」
「飲み代は出世するために必要だから借金とてもいい」

 多重債務になるのは、ダメな人間と決めつける人もいますが、真面目な人ほど多重債務者になりやすいのです。真面目な人ほど、親・家族に心配をかけまいと黙って借金に頼ってしまうケースがあり、「給料が増えれば返せる」など確実性がないのにもかかわらず、さらなる借金を重ねていってしまうのです。

また、迷惑をかけまいと放浪するあまり、精神的に追い込まれ「うつ病」と診断される方や、失踪へと最悪の状態に追い込まれるのも真面目な方に多いと言えるでしょう。運類の分かれ道は、黙って借金をしてしまったこと

生活費のために借金に頼ってしまうことは誰にでもあり得ることです。ただし、「隠れ借金」は、いい結果をもたらすことはありません。計画的に返済していくためにも、隠しごとは厳禁であると心得ておきましょう。


借金癖=ガン 協力・指導を受けながら打ち勝とう
計画性のない行動は悲劇を招きます。

・借入の前に、節約できることないのか。
・収入を増やす方法はないのか。
・家族等の協力はで解決策はないのか

 状況を改善するには、借金癖を断ち切ること。借金癖=ガンです。借金は病気と同じで治療が必要です。親・家族・友人の協力や専門家の指導を受けながらでないと完治できません。解決策はあるものです。勇気を出して病気に打ち勝っていきましょう。(執筆者:村井 一則 )