デンソーは12月4日、同社グループ会社で自動認識装置や産業用ロボットなどの機器やシステムの開発・販売を行っているデンソーウェーブと、これらの製造を行うデンソーエレックスが、2015年1月に経営統合することを発表した。

今回の統合は、デンソーエレックスが現在、デンソーウェーブと一体となった事業を展開していること、ならびに今後、自動認識装置、産業用ロボットなどの産業用機器分野における競争力の強化を図っていくうえで、開発と製造、そして営業機能が一体となり事業展開していくことが必要という判断から決定されたもの。

経営統合は、デンソーウェーブを存続会社として行われる予定で、デンソーでは今後もクルマの環境性能や安全性能の向上に貢献する自動車用製品の開発を行うだけでなく、産業用機器やQRコードなど幅広い製品や技術の提供にも積極的に取り組んでいく方針としている。