2013年度の冬季賞与支給額を2012年度と比べ変動があるか

エン・ジャパンは経営者・人事担当者444名を対象に「冬の賞与」についてアンケート調査を実施した。調査期間は10月9日~11月5日。

増額理由は、企業の増収増益・景気回復など

まず、2013年度の冬季賞与支給額を2012年度と比べ変動があるか尋ねたところ、最も多い回答は「変わらない」の49%だった。21%が「増額予定」、13%が「減額予定」と回答している。

増額すると回答した人にその理由を聞くと、「増収増益」「景気回復」といった理由に加え、「社員のモチベーションアップのため」といったものが多く挙げられた。

減額が多い企業は流通や広告・出版

次に、支給額の変動を業界別に見たところ、「増額予定」と回答した割合が50%を超えた業界は、金融・コンサル関連だった。次いで34%のメーカー、30%の不動産・建設関連の順となっている。一方「減額予定」が「増額予定」を上回った業界は、流通・小売関連、商社、広告・出版・マスコミ関連だった。

2013年度の冬季賞与支給額を2012年度と比べ変動があるか(業種別)

次に、2013年度の冬季賞与が増額予定と回答した人を対象に、どの程度増額しそうか尋ねたところ、最も多かったのは「3%~5%」(23%)だった。以下「1%~3%未満」(15%)で、「15%以上」「10~15%未満」(同率14%)と続く。

2012年度の冬季賞与と比べ何%程度増額しそうか

また、上記質問で減額しそうと回答した人に、2012年と比べて何%程度減額しそうか尋ねた。最も多いのは「15%以上」(19%)、2位は「3~5%未満」(17%)、3位は「10~15%未満」(15%)だった。

最後に、リーマンショック後(2008年末)と比較し、景気が回復傾向にあるか聞くと、46%が「どちらかというと感じる」、6%が「非常に感じる」で、合わせて約半数が景気回復を感じていると回答した。一方、「変化はない」は19%、「どちらかというと感じない」は16%だった。

リーマンショック後(2008年末)と比較し、景気が回復傾向にあると思うか