東京には、ギャラリーやミュージアムなど、無料で楽しめるアートスポットが思いの外たくさんあります。感性が鋭く、お金をかけずに遊ぶことも上手な美大生ならば、きっと素敵なスポットを知っているはず! というわけで、都内の美術大学に通う現役学生20名に都内にある「無料で楽しめるアート&デザインのスポット」を教えてもらいました。

■スパイラル

「広々としたギャラリーで、いつも面白い展示をやっています。2階のショップもオシャレな文具や生活雑貨が置いてあってお気に入り」(20歳/女性)

ギャラリー、レストラン、ショップなどの入った表参道にある複合文化施設「スパイラル」。大きな吹き抜けのある円形のギャラリースペースでは、一年を通して様々なアートイベントが企画され、その多くを無料で見ることができます。2階のショップでも話題の作家などの特集展示をしていることがあるので是非覗いてみて。

■メゾンエルメス フォーラム

「銀座でギャラリー巡りをするときには必ず立ち寄る場所。エルメスの店内に入るのにちょっと緊張しますが(笑)、ギャラリー利用だけでも快く案内してくれます」(18歳/女性)

学生たちにはエルメスでお買い物……という贅沢はなかなかできませんが、8階にあるギャラリーは入場無料! アーティストのセレクトや展示空間の作り方も斬新で、質の高い現代アートに触れられる場所となっています。

■NTTインターコミュニケーション・センター

「常設展示エリアはいつも無料で入れるのですが、これがなかなか見ごたえがある。インタラクティブな体験型展示もあって楽しめます」(22歳/男性)

初台のオペラシティタワー内にある穴場なギャラリースペース。現在は常設展"オープン・スペース"(2014年3月2日まで)を開催中。webカメラやスクリーンなどを用いたメディア・アートが見どころ。

■渋谷ヒカリエ d47 MUSEUM

「都道府県ごとの伝統工芸や、若手アーティストの作品などが、かっこよく展示されています。古き良きものと新しいデザインに一度に触れられるのでデザインのアイデア集めにもよいです!」(21歳/男性)

渋谷ヒカリエの8階は、フロア全体がギャラリーやイベントスペースとなっており、そのなかのひとつがd47 MUSEUM。ナガオカケンメイ氏が編集長をつとめる都道府県ガイドブック『d design travel』と連動しており、デザインの視点からセレクトされた各地の名産品が並ぶストアもおすすめ。

■ggg ギンザ・グラフィック・ギャラリー

「いつも一流のグラフィックデザイナーの個展や、タイポグラフィの展示などをやっていて、とても勉強になる」(20歳/女性)

「スリー・ジー(ggg)」の愛称で親しまれているグラフィックデザイン専門のギャラリー。2フロアに分かれているギャラリーでは毎月企画展が開催され、「キギ」や「長嶋りかこ」など、今をときめく人気デザイナーの個展が行われることも。

いかがだったでしょうか。次回はギャラリースペースだけでなく、ショップや一風変わったミュージアムなどを紹介します!