「第43回東京モーターショー2013」の開会式が22日、会場の東京ビッグサイトにて実施された。式典には総裁である瑶子女王殿下がご臨席され、テープカットが執り行われた。

開会式では瑶子女王殿下によるテープカットが執り行われた

挨拶に立った日本自動車工業会会長の豊田章男氏(写真右)

「第43回東京モーターショー2013」は、「世界にまだない未来を競え。」をテーマに、乗用車や商用車、二輪車はもちろん、部品・機械器具関連製品や自動車関連サービスなどを含む、クルマの総合ショーとして開催される。出展企業は世界12カ国から約180社にのぼり、前回(2011年開催)を上回る規模での開催となる。

20・21日の報道関係者招待日(プレスデー)を経て、特別招待日となる22日には、総裁・瑶子女王殿下のご臨席を仰ぎ、開会式が行われた。

式典では、主催者を代表し、日本自動車工業会会長の豊田章男氏が挨拶。「世界の自動車保有は順調に成長しており、保有台数の伸びから計算すると、毎日、世界のどこかで15万人の新しい自動車ユーザーが生まれていることになる。クルマを持つことで得られる夢や喜びが毎日世界に広がっていくと同時に、交通事故・大気汚染・エネルギーなどの社会的な課題への対応もさらに重要性を増している。私たちはイノベーションの力でこれらの課題に立ち向かわなければならない。この東京モーターショーこそ、私たちのチャレンジを見ていただく世界最高峰の場」と豊田氏は述べた。

同氏はさらに、2020年の東京オリンピック開催にも触れ、「今回のショーでご覧いただく未来のモビリティを、2020年、どのような形で実現させていくのか、皆様とともに知恵を出し合い、取り組んでいきたい」と列席者に呼びかけた。続くセレモニーでは、来賓の松島みどり経済産業副大臣、秋山俊行東京都副知事など、各界の代表から祝辞が贈られた。その後、日本自動車工業会副会長、池忠彦氏による「第43回東京モーターショー2013」開会宣言が行われ、瑶子女王殿下によるテープカットが執り行われた。

「第43回東京モーターショー2013」は、23日から12月1日まで一般公開される。開催時間は平日および土曜日が10:00~20:00、日曜日は10:00~18:00となっている。