Twitter本社

米国時間の7日、ニューヨーク証券取引所に新規上場したTwitterが45.10ドルの初値をつけた。公開価格(26ドル)を73.5%も上回る好調な滑り出しで、一時50.09ドルまで上昇し、初日の取引を44.90ドルで終えた。

Twitterは当初、公開価格の予想レンジを17-20ドルとしていたが、4日に23-25ドルに引き上げ、6日に公表した設計価格は予想レンジの上限を1ドル上回る26ドルだった。同社は7000万株の普通株発行に加えて、投資家の需要が強ければ30日以内にさらに1050万株を売り出せる。

6日の取引終了時点でTwitterの時価総額は244億6000万ドル。なお、同時点でのFacebookの時価総額は1155億7000万ドル、LinkedInは252億5000万ドルだ。Twitterが10月に米証券取引委員会(SEC)に提出した申請書類によると、同社の経営は赤字が続いているものの、広告事業が順調に成長しており、2012年の売上高は前年比193%増の3億1690万ドルだった。2013年3月-6月の月間アクティブユーザーは平均2億1830万人で、前年同期比44%増だった。