The /dev/null accepts and reads data as any ordinary file but throws it away.

/dev/null as a Service」(以下、DaaS)というサービスが登場した。DaaS は「/dev/nul」をクラウドサービスとして提供するというもの。http://devnull-as-a-service.com/dev/nullにPOSTしたデータはすべて消えることになる。同URLからGETしてもコンテンツは得られない。/dev/nullと同じ動作をするサービスで、「/dev/random as a Service」というサービスの提供も開始すると説明がある。

/dev/nullはUNIX系のオペレーティングシステムでよく使われているデバイスファイル。データを書き込んでもなにも起こらず、ファイルのサイズは常に0。コマンドの出力やエラー出力を/dev/nullへ書き込んで削除するといった用途に使われるほか、簡単なベンチマークに利用したりファイルを空にするために利用できるなど、UNIX系オペレーティングシステムを操作したことのあるユーザであれば一度は使ったことがあるデバイスファイルだ。

もちろん「/dev/null as a Service」はジョークサイトだ。掲載されているnginx.confの設定は次のようになっており、動作としては基本的に何もしていない。

location /dev/null {
    if ($request_method = POST ) {
      return 200;
    }
    if ($request_method = GET ) {
      return 204;
    }
}

※ /dev/null as a Serviceより抜粋 : nginx.confの設定該当部分

/dev/null as a Serviceスクリーンショット

/dev/null as a Serviceスクリーンショット

/dev/null as a Serviceスクリーンショット

/dev/null as a Serviceスクリーンショット

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