Cypress SemiconductorとD-Wave Systemsは10月22日(米国時間)、D-Waveが所有する量子コンピュータ向けマイクロプロセッサ製造用プロセス技術を米国ミネソタ州ブルーミントンのCypressのウェハファウンドリ に移転したことを発表した。

D-WaveはファウンドリとしてCypressを選定した後、2013年1月に拠点の移転に着手しており、同ファウンドリからは6月26日にファーストシリコンが出荷されたとするほか、同ロットは、D-Waveが手掛けていた従来のものよりも高い歩留まりを示すことが確認されたという。

D-Waveは、Cypressを選定した理由について、量産規模のウェハ工場の一貫性と、歩留まりにおけるメリットを享受できることに加えて、D-Wave独自の材料や処理フローに対応することができたためだとしている。