東京電力は23日、福島第1原子力発電所で、8月に高濃度汚染水300トンが漏れた貯留タンク近くの排水溝B-2で22日に採取した水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり5万9,000ベクレル検出されたと発表した。過去最高値だった17日採取分の3万4,000ベクレルを大きく上回った。

また、排水溝B-3で22日に採取した水からも、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万1,000ベクレル検出された。同地点では、18日採取分の水から、過去最高値となる1リットル当たり3万ベクレルのベータ線を出す放射性物質が検出されている。

同社は全ベータ放射能が上昇した原因について、排水溝B‐3の下流に土のうを設置していることから、雨で周辺の汚れが排水溝に流入して溜まり水となったためと説明している。今後は排水溝の清掃を実施するという。