ソフトバンクテレコムは10月18日、サービス付き高齢者向け住宅向けに、クラウドPBXと公衆PHSを利用した「ナースコール連携サービス」を11月1日より提供すると発表した。同サービスは、ウィルコムやアジルネットワークスと共同で提供する。

ナースコール連携サービスのイメージ

ナースコール連携サービスは、医療機関向けナースコールメーカーシステム大手のケアコムによる高機能ナースコール情報通信システム「CICSS」と、アジルネットワークスのクラウドPBX(電話交換機)、ウィルコムの公衆PHSを連携させたサービス付き高齢者向け住宅用のソリューションシステム。

CICSSと連動し、施設職員の公衆PHSを使って入居者からの呼び出しへの応答通話や職員同士の内線通話、さらに外線電話としても利用できる。

夜間や休日などケアの専門家が不在の際も、呼び出しを外部の提携先や関連施設に転送することができるほか、Eメールを利用することで効率的な業務連絡が可能となる。

ナースコール連携サービスは、クラウドPBXなどを利用することで初期投資を大幅に抑えてシステムを構築することが可能となり、多くのサービス付き高齢者向け住宅に適したソリューションとしている。

また、ソフトバンクテレコムによると、業務に合わせて必要な機能を追加することが容易であるほか、外部転送の時の通話料もかからないため、高機能のコミュニケーションシステムを低コストで実現できると説明している。