群馬県立ぐんま天文台は、月明かりでできる虹「月光虹」の観察に成功したと発表した。

観測されたのは、2013年10月16日の18:20ころ。月明かりは太陽に比べると暗く、また雨が降るような天候では月が見えないことが多いことから、月光虹はまれにしか見ることができないが、今回、台風26号が通過した後、晴れているものの、北からの強い風で雨が飛んでくる状況と、月齢11の月(満月の少し前)の明かりが合わさることで、虹が出現したものと考えられるという。

なお、同天文台では、2006年10月7日にも月光虹の観測に成功しており、今回の観測は約7年ぶりのものになるという。

ぐんま天文台が2013年10月16日に観測した月光虹の様子 (C)ぐんま天文台