熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「宇多田ヒカルがブチ切れ! 伯父と真っ向バトル」【ノンストップ】

母・藤圭子さんが亡くなってから初めてツイッターを更新したヒカル。その内容は、「テレビや雑誌に出る度にギャラをもらっている人(伯父)の発言・同期を鵜呑みにするような人達(マスコミや一般人)にどう思われようが構いませんが、汚い嘘に傷つき追いつめられる父を見て、黙っていてはいけないと思いました」「彼が本当に母のためを思うのならば、公の場で醜態をさらさずに、私に直接訴えればいいことです」。彼とは母の実兄・藤三郎氏。週刊誌上で三郎氏が語っていた「(ヒカルの父)宇多田照實の意向で、妹に会わせてもらえなかった。家族をバラバラにした照實を許さない」というコメントに猛反論したのだ。

さっそく同番組が三郎氏を直撃すると、「(ヒカルは)誰かに間違った情報を聞かされている」「圭子が長年絶縁していた相手は私ではなく母」「住所を知らないし、電話番号を変えられて連絡が取れない」、さらに「告訴も考える」とまで言った。ヒカルは「伯父に関して私が言及するのはこれが最初で最後」と語っていたが、母なき今この騒動はどう収束するのか。


●「ドロ沼不倫から無期限休養へ。矢口の心境に変化」【ミヤネ】

不倫・離婚から5カ月、メディアが復帰報道をする中、矢口がブログで「無期限休業」を宣言した。なぜこのタイミングでの発表になったのか? この間、6本のレギュラー番組降板、貯金1億円報道、激太り騒動など、さまざまなニュースが流れたが……。矢口は、「このお休みは、また皆さんの前に元気な姿をお見せするためにいただいた貴重な時間だと考えていますので、日々大事に過ごしていきたいと思います」というコメントを残した。

井上公造は、「いろいろな番組からオファーはある。事務所としても『もういいんじゃないの?』と思っているけど、本人が気持ちの上で乗っていかない。明石家さんまさんなど、大先輩の番組を断るのは辛いから形としてケジメをつけている」と推測。さらに、「自宅前に張り込む記者への対策」「体は元気になっているけど、心はなっていない」とも分析していた。このところ、大バッシングの時期を過ぎて、「そこまでヤバイことなのか?」というフォロー論調も目立ってきた。やはり騒動から1年となる来春復帰なのか。

●「若山騎一郎&仁科凌が離婚記念日に再婚。でも家賃滞納」【ミヤネ】

若山が「感無量でございます」と神妙な顔をすれば、仁科は「いろいろご迷惑をおかけしてすみませんでした」と謝罪。昨年5月の結婚からわずか5カ月でスピード離婚、さらにその3カ月後にスピード復縁という芸能界屈指のやらかし夫婦が、離婚記念日のこの日、再び婚姻届けを提出し、記者の前でキスを披露した。しかし、再婚と同時に「家賃3カ月滞納。仁科の母・大林雅美とは絶縁」という報道も出たのだ。いったいどうなっているのか?

今年7月から3カ月分の「家賃33万円を滞納」しているという。さらに、若山は「1年以上家賃を滞納して追い出された」過去があるとのこと。これを知った大林は、「親族と絶縁状態でやっていけるのか。娘が幸せならいいが、人に迷惑をかけている状態では籍にこだわらなくてもいい」と苦言を呈する。記者から突っ込まれた若山は、「よっぽどオレ(大林から)嫌われてるのかな。……それでもいいや」、これを聞いた仁科は「ちょっとずつ。あきらめちゃダメでしょ」とさとした。まさにワイドショーの申し子カップル。それ以外の番組ではまずお目にかかれない。

●「桜田淳子が復活! 激ヤセか、それとも激エセか?!」【ノンストップ】

70年代を代表するアイドルだった桜田が、「芸能生活40周年」のアニバーサリーアルバムを発売するという。しかし、話題を集めているのは楽曲ではなく、そのジャケット写真。今年5月、サンミュージック・相沢会長の通夜で17年ぶりに公の場に姿を見せた桜田の姿は相当ふくよかだったのだ。

しかし、今回の写真は、全盛期と全く変わらない姿に戻っていた。壮絶なダイエットでもしたのか……。聞けば、週1~2回スポーツクラブに通い、無農薬野菜の生活を送っているらしい。面白いのは、高級焼き肉店のランチメニューを1分以上見ていたという目撃談。もし実話なら何とも寂しすぎる。

ただこの話には続きがあった。ジャケット写真は、どうやら2006年に発売された著書『アイスルジュンバン』の顔写真とほぼ同じなのだ。実際、服と髪の分け目が同じだった。

来月26日にはアルバム発売イベントを開催し、1夜限定で歌手復帰する桜田。55歳はまだまだ若いだけに、ダイエットさえ成功すれば、さまざまなオファーがあるだろう。

●「事務所スタッフに訴えられた西郷輝彦、初公判で損害額アップ?」【ミヤネ】

今年芸能生活50周年を迎え、全国ツアーを精力的にこなしている西郷。しかし、代表を務める事務所の経理担当女性2人が、制作会社からのギャラを仮差押えしたという。女性の担当弁護士によると、「西郷氏は資金繰りの相談をすると『何とかしてよ』としか言わず、女性は消費者金融から200万円を借りて自分の通帳から振り込むなど苦労していた」とのこと。さらに、「休日は月に2・3日で夏休みも取ったことがない」ほど身を粉にして働いてきたのに、給料未払いの時期もあったらしい。これが事実なら、もはやブラック企業のレベルを超えている。

この日行われた第一回口頭弁論では、経費の立て替え820万円に加え、新たに時間外手当1265万9312円を求める訴えを起こしていることも発覚。総額2000万円を超える訴訟に、宮根誠司は「スタッフが訴えるという極めて珍しいケース」「西郷さんはどんぶり勘定だったのかな。悪気はなく……」と驚いていた。次回は11月19日。西郷に支払えるお金があるのなら、最終的には示談で間違いなさそうだ。

●「今年の顔。堺雅人はケータイ社員に、能年玲奈はヤンキー少女に」【PON!】

大ブームを巻き起こした『半沢直樹』と『あまちゃん』。両作品の主役がくしくもこの日、新たな展開を発表した。堺はソフトバンクの新CMキャラとなり、同社の社員という設定で、半沢そのもののシリアスな演技を披露。鬼気迫る表情で「いったい何をやっているんだ!」「たったそれだけか?」などと叫び、「スマホのつながりやすさNo.1」をアピールした。今後はあの白戸家との共演も実現しそうだ。

一方の能年は朝ドラ後、初の出演作品が決定。80年代に一世を風靡した伝説の少女漫画『ホットロード』で、ヤンキー少女を演じる。同作の実写化は初めてで、これまで原作者から許可が下りなかったが、「能年ならOK」というからやはり大器だ。11月から撮影に入り、公開は来夏の予定。金髪や万引きなど、天野アキとは正反対のキャラだけに注目を集めるだろう。

二人とも年末に向けて、「今年の顔」としての受賞やゲスト出演なで大忙しになりそうだ。

●「ブラマヨ吉田敬がブツブツ克服か。大物Pに大変身」【スッキリ】

冒頭、加藤浩二が「アレッ?! ツルツルになってる!」と絶叫する。「治りました」と吉田。ネタにしていた顔のブツブツが消えたのだ。しかし、真相は「ニキビの疾患啓発キャンペーン」CM用の特殊メイクだった。「2時間半かけた」という特殊メイクに、テリー伊藤は「ちょっとイメージ違う(いいね)」、本村弁護士も「カッコイイ!」と絶賛したが、加藤は「金を中抜きするプロデューサー」とバッサリ。確かに、ちょっと二枚目風だ。吉田は特殊メイクのベテランに、「人間をモンスターにしたことはあるけど、逆はないですからね」と言われたらしく、「誰がモンスターやねん!」。やはりこのネタを自ら手放すことはない。

●「t.A.T.u.が来日。ドタキャンから10年、謝罪なるか!?」【ミヤネ】

『ミュージックステーション』ドタキャン大騒動から10年。CM出演で、7年ぶりに来日したt.A.Tu.(タトゥー)。イベントが始まると、まずタモリのモノマネでコージー富田が現れる。「タトゥーのみなさん、どうぞ」と呼び込むが、2人は出てこない。「あれっ、来ないじゃん」とタモリ(コージー)。こんな振りを入れたあと、2人が登場。当時と同じ女子高生の制服姿だ。いきなりジュリアが「結婚していないけど、2人の子どもがいます」、レナも「私は結婚しています」と驚かせると、終始ご機嫌でトラブルなし。

囲み取材ではドタキャンに話題が集中。ジュリアが「あれが悪いことだと分かっていた。でも私たちの決定ではなかった」と話せば、レナも「何度も謝罪したし、『ゴメンナサイ』という曲も書いた」と釈明。ただ、やはりこれだけでは終わらない。ジュリアは「今日はちゃんと出てきたじゃない。悪いことは思い出さない。人は前を見つめるものよ」とふてぶてしい顔をした。これに宮根誠司は「反省していないですね」とバッサリ。さらに、「大人になって何かつまんなくなっちゃった……」と本音をポロリ。確かにドタキャンキャラだけでは、使い勝手が悪い。

●「緊急座談会、アイドルファンが語る『ミソギの掟』」【とくダネ】

恋愛スキャンダルの指原莉乃と峯岸みなみ、薬物の酒井法子、不倫の矢口真里、問題連発の田中聖。アイドルのスキャンダルが立て続けに話題となっているが、ファンたちはどんなミソギをすれば許そうと思っているのか。番組はモーニング娘。、AKB48、ジャニーズのファンを集めて緊急座談会を開催。

たとえば、恋愛スキャンダルについて、モー娘。ファンは「バレなきゃいい」「バレたら脱退になってしまうからよくない」、AKBファンは「論外。絶対ダメ」「『バレないから』ではなく、やるな」、ジャニーズファンは「真剣熱愛とか言われると、『そうか~頑張って』と思う。芸の肥やしなんで」とそれぞれ異なる対応を見せた。ただ、ジャニーズは年齢層が高い分、恋愛くらい当たり前だ。ちなみに、不倫は「ダメ」で一致、事故や暴力は「状況による」らしい。

では、ファンが求めるミソギとはどんなものなのか? ジャニーズファンは「ファンが納得する謝罪会見をしてほしい。男らしさが欲しい」、モー娘ファンは「何の謝罪もなく、いきなり消えるのはつらい」、AKBファンは「休業だと何もしていないみたいなので、謹慎中にボランティア活動を」とこれまた3様の対応だった。これを見た小倉智昭は、「犯罪に手を染めたわけでもないのに大変だね」と他人事。「アイドルの話題はスルーを貫く」のが小倉流の処世術なのだ。


『あまちゃん』『半沢直樹』が作ったドラマブームは、秋になっても健在。『ごちそうさん』『ドクターX』『リーガルハイ』『安堂ロイド』『相棒』が視聴率20%前後を記録するなど、注目を集めている。

ただ、世間の話題はまだまだ『あまちゃん』で、「能年玲奈がヤンキー少女でイメチェン」「薬師丸ひろ子が23年ぶりにコンサート開催」「楽天のマーくんが完封勝利で『じぇじぇじぇ』発言」などの見出しを連発。その勢いは、年をまたいでしまうかもしれないほどだ。

きむら・たかし

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。