NEC、中小規模システムの仮想化に最適なIAサーバとNASストレージ

NECは10月16日、中小規模システムの仮想化に最適なIAサーバ「Express5800シリーズ」の1Wayエントリサーバ3機種、「iStorage NSシリーズ」のNASストレージ製品2機種を、同日から発売すると発表した。

「Express5800シリーズ」では、Intel Xeon E3-1200v3製品ファミリーを採用し、処理性能を従来比最大10%向上させたほか、USB3.0ポートを標準搭載し、内蔵バックアップ転送速度を従来比約3.2倍に向上させた。また、冗長電源や稼働中のHDD/SSD交換に対応した。

「iStorage NSシリーズ」では、4TBのHDDを搭載可能で、最大容量は従来比約1.3倍の16TBまで向上。また、サーバと連携させて一次バックアップを行う際のデータ転送速度を従来比約1.4倍、一次バックアップデータをストレージ内の内蔵データカートリッジへコピーして保管する二次バックアップの転送速度を従来比約3.2倍に向上させている。

そのほか、「Express5800シリーズ」と「iStorage NSシリーズ」を合わせて運用管理可能な「ESMPRO」を強化。複数のサーバやストレージをグループ化し、電力消費を抑止するグループパワーキャッピングにおいて、手動で設定した優先順位に応じたキャッピングに加え、自動で均等に制御する方式を新たに追加した。

価格(いずれも税別)は、1Wayエントリタワーサーバ「Express5800/GT110f」が11万5,000円から、1Wayタワーサーバ「Express5800/T110f-E」が16万5,000円から、1Wayスリムサーバ「Express5800/T110f-S」が26万円から、スリムタワー型モデル「iStorage NS100Td」が19万8,000円から、1Uラックマウント型モデル「iStorage NS300Rd」が39万8,000円からとなっている。