画像はイメージ

米国オレゴン州ポートランドのウォルサム研究所ペット栄養学センターは、ペットの肥満原因と結果解明を目的に様々な研究を行っている。同研究で、太りぎみ(過体重)の犬は、平均寿命が短いことがわかったという。

飼い主の適切な体重管理が寿命を伸ばすカギ?

同研究では、人気犬種10種(避妊・去勢手術済み)の平均余命に対するボディコンディションスコア(肥満と痩せの評価指標の一つで、愛犬や愛猫の体型を見て、触って判断する)の影響を調査した。中年期で太りぎみの犬は、理想体重にある犬に比べ最長で10カ月、平均寿命が短いことがわかった。

また、この傾向が強くなる犬種があることも同時に明らかになった。特にラブラドール、シーズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ゴールデンレトリバー、ビーグルの5犬種でこの傾向は顕著であったという。

同研究により、中年期に理想体重よりも太っていることが犬の寿命に影響することが示された。飼い主が犬の健康的な体重を維持管理することは、犬の寿命を伸ばすことにもつながるようだ。