シャープは9月27日、ノートPC向けに4K2K(3840×2160画素)の解像度を実現可能な15.6型IGZO液晶パネルのサンプル出荷を開始したことを発表した。

同液晶パネルは、薄膜トランジスタの小型化が図れ、光の透過率を向上させるIGZO技術を採用することで、15.6型ながらも4K2Kの解像度を実現したもの。

光の透過率の向上により低消費電力化が図れることに加え、静止画の表示時に液晶駆動電力を抑えるIGZOの特性との相乗効果で高い省エネ性を発揮、ノートPCのバッテリー駆動の長時間化を実現するほか、ペン入力ができるタッチパネル対応の設計も可能になっているという。

なお同社では今後、IGZO液晶パネルが有する高精細表示や省エネなどの特性を生かすことで、、スマートフォンやタブレット、ノートPC、4Kディスプレイといったアプリケーションの拡大を図っていく計画としている。