Q. 日本も見習ってほしいと思う、自分の国の優れたデザインは?

日本は、食文化・ファッション・デザインなど、海外の良いところを吸収して日本流にアレンジしてきました。しかし、まだまだ世界には見習うべき優れたデザインや文化があります。今回は、日本在住の外国人20名に、「日本に見習ってほしいと思う、自国の優れたデザイン」を聞いてみました。

■家具のデザイン。(オランダ/30代前半/男性)

今回、最も多かったのが「家具」のデザイン。他にも中国、トルコなどの方から同様のコメントがありました。家具は日常生活に密着しているだけに、現代でも各国のデザインの個性が出るアイテムですよね。思えば、和室で畳に座る暮らしをしてきた日本人にとって椅子やテーブルは近代に入ってからもたらされたもの。まだまだ伸びしろがあるということでしょう! IKEAを代表とする北欧のインテリアデザインなど、海外からの輸入家具も魅力的ですが、よいところを学び取って日本製の家具デザインも更に高められたらいいですよね。

■ビルケンシュトックのサンダルのデザイン。(ドイツ/30代後半/男性)

日本でもファンの多いドイツの「ビルケンシュトック」のサンダル。その歴史は、なんと230年前にも遡るのだそう。履き心地やフィット感といった機能性を追求した結果生まれたデザインは、時代を経てもファンに愛され続けるものです。一足を長く履き続けてもらうために自社で修理工場を構えている点なども、見習うべき姿勢でしょう。

■果物や野菜の切り方。普通に切るのではなく、キュウリを船、スイカを器のように使ったり、リンゴを花の形にカットしたりする。(タイ/30代後半/女性)

タイ料理やベトナム料理で見かける、美しくカットされた野菜やフルーツのデコレーション。みなさんもレストランで見かけたことがあるのでは? 食材を使って芸術的な盛りつけをするという点では、日本の「キャラ弁」にも似たものがあるかもしれませんね。タイの野菜デコレーションの技を習得したら、日本のお母さんたちのお弁当は更に芸術的になるかも!?

■町づくり。スウェーデンは景観を大切にしているので、街がとてもきれいです。(スウェーデン/40代後半/女性)

街並みそのものが観光資源となっているヨーロッパや北欧の国々。歴史ある建造物の佇まいや、自然と調和した風景、統一感のある街並みなど、長い年月の中で作り上げられてきた美しさがあります。比較すると、東京をはじめとする日本の都市は急速に開発が進められたために統一感がなく、デザイン面で洗練されているとは言えないかもしれません。とは言え、様々なカルチャーが混ざりあい、常に変容していく、そんな雑多なイメージが東京らしいという気もします。

他には下記のようなコメントがありました。

■マリの伝統的な布の柄。カラフルで派手なものが多いです。(マリ/30代前半/男性)
■ジュエリーデザイン。(ロシア/20代後半/女性)
■食器のデザイン。(シリア/30代前半/男性)

お国柄の伝統を色濃く映し出している生活用品・装飾品を上げる人が多い傾向にありますね。長い時間をかけ、生活の中で機能・デザイン共に洗練されたものを、やはり誇りに思っているということでしょう。

さて今回は、外国の人が「日本にも見習ってほしい」と思うデザインを教えてもらいました。逆に、日本にも世界に誇るべきデザインがたくさんあります。あなたなら、「他の国にも見習ってほしい、自分の国の優れたデザイン」として何を挙げますか?