システムクリエイトは、50万円以下の価格帯で0.15mmの微細パーツを再現するデスクトップ3Dプリンタ「MiiCraft」の販売を開始する。発売日は10月1日。価格は43万7,000円。

0.15mmの微細パーツを再現するデスクトップ3Dプリンタ「MiiCraft」

「MiiCraft」は、世界最小・最高レベルの解像度を持つ「Pico DLP プロジェクター」を搭載した面露光型のデスクトップ3Dプリンタ。光硬化樹脂に「Pico DLP プロジェクタ」による高解像度断面図を照射することにより、数百万円クラスの3Dプリンタでしか表現できなかった微細パーツの造形を実現したという。同製品では、0.15mmのパーツやディティールを再現可能となっている。

また、初期材料500gが付属するほか、二次硬化のためのポストキュアユニットも一体化。同社では、ハイレベルなホビーユースのみならず、コネクタなどの微細パーツやジュエリーのマスター制作などにも導入を見込んでおり、年間販売目標台数を240台と設定している。

なお、同製品の積層ピッチは0.05/0.1mm、造形サイズ(X,Y,Z)は43mm×27mm×180mm、XY解像度は56μm。縦方向の造形速度は30mm/時間(0.10mmピッチ時)あるいは20mm/時間(0.05mmピッチ時)、ハードウェア分解能は0.005mm(5μm)、プロジェクター光源はLED UV 405nm。材料は光硬化アクリル系樹脂(青/透明)。3Dデータの入力ファイル形式はSTL、対応OSはWindowsXP、Windows7。本体寸法は205mm×208mm×335mm(W,L,H)、本体重量は6.5kg、電源は100VAC~240VACとなっている。

「MiiCraft」の出力例