除染作業のトレーニングもできる「白河トレーニングセンタ」

スマートインフラ事業などを展開しているトプコンは9月9日、東北地方の復興土木事業を加速化するため、実践的な研修を通してノウハウの習得やスキル向上を支援する「白河トレーニングセンタ」を、福島県西白河郡西郷村に開設した。

最新の測量システムのスキル習得が可能

同施設は、同時に複数のマシンコントロール・マシンガイダンスシステムがオペレーションできる5,200平方メートルの「デモンストレーションエリア」と、約20名収容できる研修室を設置。情報化施工に対応する人材の育成研修をレベルに応じて実施できるほか、トータルステーションやGNSS受信機など最新の測量システムのスキル習得、3次元レーザースキャナのデモンストレーションや実習など、広範囲な製品講習に活用できる。

また、土壌の除染作業では表土を均一に掘削するという高度なスキルが必要となり、マシンコントロールシステムの採用が期待されていることから、スキル習得にむけたトレーニングの準備も行っているという。

管理は同社の国内販売会社トプコンソキアポジショニングジャパンが担当。同社主催のイベントだけでなく、各種企業・団体のにも、情報化施工や各種最新の測量システムの効率性、有用性を体験や技術向上の場として提供するとのこと。