KDDI(au)は13日、都内で新型iPhoneに関する記者説明会を行った。他社に先駆けてパケット定額の料金設定が発表されたほか、旧型iPhoneの下取りプログラムの詳細も明らかにされた。

説明会には、同社 取締役執行役員専務の石川雄三氏が登壇した。KDDI(au)では現在、1.5GHz/ 2.1GHz/800MHz帯の3つの帯域でLTE通信を提供している。従来のiPhone 5では2.1GHz帯のみの対応となっていたが、20日に発売される新型iPhoneでは、2.1GHz帯および800MHz帯で通信が行えるのが強みだ。石川氏は「KDDIが提供する2つの基盤バンドで、ダントツのLTEを体感できます」と胸を張った。

登壇する石川氏(写真左)。iPhone 5c、iPhone 5sでは2.1GHzに加え、800MHzのプラチナバンドが利用できる

iPhoneを提供する3キャリアの、LTE基地局免許許可数の内訳を紹介した上で、石川氏は「プラチナバンドは他社さんも持っているが、LTE通信ができる基地局数で言えばソフトバンクは0局、NTTドコモでも2,000局となっている。KDDIの800MHz帯の基地局数は3.2万局となっており、他社さんを大きく上回っている」と繰り返して強調する。800MHz帯に関しては現在、実人口カバー率97%となっており、今年度末には99%を実現できる見込みだという。2.1GHz帯に関してもエリアを拡大させており、今年度末には80%を超える予定だ。

石川氏は、LTE通信に対応した基地局の多さでKDDIが飛び抜けていると説明(写真左)。800MHzのネットワークに関しては、2014年3月末に実人口カバー率99%を目指す(写真右)

800MHz帯対応エリアでは、受信最大75Mbpsの通信が利用できるように整備を進めている。また2.1GHz帯の高速化も進めており、こちらでは最大速度100Mbps超を予定している。

800MHz帯対応エリアでは受信最大75Mbpsを、2.1GHz帯対応エリアでは受信最大100Mbps超の通信が利用できるようになる

800MHz帯について、石川氏は「世界中の携帯キャリアが欲しがるプラチナバンド。例えば高速移動中でもLTEから3Gにハンドダウンする回数が少なく、屋内やデパ地下などでも快適に通信が利用できる」と説明した。

800MHzを利用した通信の強さについて、改めて言及

LTE国際ローミングにも対応する。2013年9月19日から韓国・香港・シンガポールで利用できるようになるほか、全米397都市をカバーするAT&TのLTEネットワークにも年内に対応するという。

LTE国際ローミングにも対応