およそ一年前。iOS 6がリリースされ、iPhone標準のマップアプリはGoogleからApple開発のアプリに置き換わった。しかし、Appleのマップアプリは、誤表記が多く、とても使えたものではなかった。あれから一年。Appleのマップアプリはだいぶ改善されたが、iPhoneユーザーはどんなマップアプリを使っているのだろうか。iOS 6を使用するiPhoneユーザー300人に聞いた。
iPhoneユーザーに使用するマップアプリについて聞いたところ、「標準のマップアプリしか使ったことがない」「標準のマップアプリも他の地図アプリも使ったが、結局は標準のマップアプリを使っている」のは35.7%(107人)だった。
一方、「標準のマップアプリも他の地図アプリも使ったが、結局は他の地図アプリを使っている」「標準のマップアプリは使ったことがない。他の地図アプリを使っている」をあわせて30.3%(91人)と標準アプリの使用者とほぼ同数となった。
標準アプリでは、およそ一年前、実在しない「パチンコガンダム駅」が表示され、海外では遭難者を出すなど、完成度の低さが指摘されていただけに、サードパーティ製のマップアプリを使う人が多いことが想定されたが、実際は標準アプリも相当数の人が使っているようだ。
では、標準アプリした使ったことがないユーザーは、なぜサードパーティ製のアプリを使おうとは思わないのか。また、サードパーティ製のアプリを使用していたにも関わらず、標準のマップアプリになぜ戻ったのか。その理由について聞いたところ、以下のような意見が目立った。
- 特に不便に思わなかった(女性23歳、その他)
- 機能的に十分です(女性20歳、医薬品・化粧品)
- 一時期に比べて精度が高くなり、使えるようになったため。標準という安心感がある(男性35歳、マスコミ広告)
iOS 6のマップアプリをいつから使い始めたのかは定かではないが、改良を重ね、現段階では、十分使用できるアプリになったということなのだろう。
次に、標準のマップアプリに求める機能についても聞いた。回答で目立ったのは 、以下のような意見だった。
- 走行距離等が記録できる機能(男性25歳、電機)
- 音声案内(女性31歳、医療・福祉)
- 乗換案内(男性29歳、食品・飲料)
- 天気予報とセット(男性28歳、機械・精密機器)
確かに、遠出をするなら現地の天気は気になるものだし、音声案内でカーナビ同等に使いたいという気持ちもわかる。乗換案内もあれば便利そうだ。