ジュエリーのように輝く米倉涼子さん

8月27~29日に東京・ビッグサイトにて、ジュエリーメーカーが一堂に会する「ジャパンジュエリーフェア2013」(主催:UBMジャパン)が開催された。会期中は、女優の米倉涼子さんによるトークショーやファッションショーなど、華やかな企画が多数行われた。その様子と洗練されたジュエリーの数々をレポートする。

400を超える宝飾関連企業とバイヤーによるトレードショー

「ジャパンジュエリーフェア」(JJF)は、展示会ビジネスを手がけるUBMジャパンと日本ジュエリー協会による共同プロジェクト。今年は400を超える企業が参加し、国内外から集結した宝飾バイヤーへ最新ジュエリーを紹介。会場内は商談の活気にあふれていた。

また、ジュエリーにまつわるセミナーやブライダルジュエリーファッションショーなどの特別イベントプログラムも充実していた。

ジュエリー業界が選ぶ「ウーマン オブ ザ イヤー」に米倉涼子さんが選出

会期中に行われた様々なイベントの中でも、目玉となったのは、今回が初めての試みとなる「ウーマン オブ ザイヤー」。「ジュエリーの輝きのように最も美しく輝いている女性」をジュエリー業界の関係者が選出。栄えある第1回目には、女優の米倉涼子さんが選ばれた。宝石では「ダイヤモンドが一番好き」という米倉さんは「第1回に選出いただきうれしい。美しく生きていけるように精進します」と満面の笑みを浮かべた。

「ウーマン オブ ザイヤー」に選ばれた米倉さん(右)

卓越されたデザインのジュエリーが勢ぞろい

日本のジュエリーを最高峰を決めるべく、毎年開催されている「JJA ジュエリーデザインアワード」の2013年度の入賞作品も、同フェア中に発表された。今年は全国より126作品185点の応募があり、作品レベルは年々高くなっているという。

主要8賞の受賞作品は、ファッションショーを通じて、業界関係者に発表された。会場内の特設コーナーでは入賞作品を実際に鑑賞することができ、作品を前にして、あまりの美しさにため息がもれる姿も目立った。

厚生労働大臣/第2部門技術賞の「櫻<嬰児-新しい命に>(左)と東京都知事賞の「Air」

ゴールドパールをテーマにしたファッションコレクションも

また、会場内では幅広い女性から支持を得ているゴールドパールをテーマにしたファッションショーも行われた。

JUNグループの人気ブランド「ロペ」「ロペピクニック」「ビス」の新作コレクションを身にまとい、胸元にパールを時には大胆に、時にはさりげなくあしらう―。20代から30代前半までの「大人カワイイ女子」を表現したショーとなっていた。

ショーには吉江瞳さん、大塚まゆりさん、松原汐織さんらドラマやCM、雑誌などで活躍するモデルを起用。ショーが行われた特設ステージには、人気モデルを一目見ようと人だかりができていた。

外見の美だけではなく、内面の美も備わってこそ

JJFの会場内は、どこを見てもきらびやかで豪華な雰囲気が漂っていた。どの出展ブースに行ってもまばゆい宝石が並ぶ。その美しさたるや、本当にすばらしいものだ。ただ、「ウーマン オブ ザイヤー」に選ばれた米倉さんはこう話した。

「自分のやりたいことをやりながら生きて、充実した毎日を過ごしている女性は美しく思えます」

内面の美しさが伴っていなければ、せっかくの華美な装飾も、その美しさが存分に発揮されないことを、米倉さんは知っているのだろう。だからこそ日々、人間的な部分での成長を心がけていると思える。

JJFで展示されたジュエリーに負けないくらい、キラリと光る名言だった。