週刊少年マガジン39号

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの活動母体であるコモンスフィアが提供する、同人活動に関する著作権の意思表示ツール「同人マーク」の運用が始まった。これと同時に、同マークの条項「同人マーク・ライセンス 1.0」および許諾範囲などについてのFAQも公開された。

「同人マーク」は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの活動母体であるコモンスフィアが提供する、二次創作同人誌に対する意思表示ツール。作家がこのマークを自身の作品に提示することで、二次創作同人誌の制作および即売会における配布を一定条件下で認める意思を示すことができる。同マークの制作背景には、日本のTPP(環太平洋経済連携協定)への参加によって著作権侵害が非親告罪化される懸念があり、このマークによって作品の利用許諾を明確化することで、仮に著作権侵害の非親告罪化が適用された場合でも、二次創作の同人誌を安心して制作できる環境を作るねらいがある。

また、今回「同人マーク」の運用を開始したのは、同マークの選考委員会に参加しているJコミ代表/漫画家の赤松健氏による「週刊少年マガジン」の新連載「UQ HOLDER!(ユーキューホルダー)」。巻頭カラーの見開きページの作品ロゴ付近(「U」の左下)に同マークが配置されている。同マークは現在jpg形式で公開されているが、PDF、ai、PSDファイルでの配布も行われる予定となっている。

新連載「UQ HOLDER!」巻頭見開きページに同人マークが表示されている

そのほか、赤松氏による同マークの利用と同時に、コモンスフィアのWebページ上で同マークの条項「同人マーク・ライセンス 1.0」および「同人マークFAQ よくある質問と回答」が公開された。FAQでは同マークについて一問一答形式で回答が掲載されており、「デジタルデータで配布する同人作品」、「性的な表現やボーイズラブ(BL)的な表現、グロテスクな表現を含む同人作品」の許諾などについて解説が行われている。許諾関連の内容以外にも、「同人マークは、二次創作同人誌の制作を規制するものですか?」、「同人マークをつける場合や、同人マークのついた作品を利用する場合には、審査や登録を受けなければならないのですか?」など、同マークに関する質問への回答が掲載されている。