あなたは仕事の終わりになにか特別なことをしているだろうか? 長い一日が終わり、さあ飲み会あるいは帰宅とPCを慌ててシャットダウンして会社を出るという人は、仕事の終わりにちょっとした習慣をつけるだけで、大きな変化が期待できるという。

Forbes.comが「仕事の終わりにやるべき14のこと(原題 : 14 Things You Should Do at the End of Every Work Day)」という記事でその具体的なポイントを紹介している。

"終わりよければすべてよし"ではないが、仕事が終わったと認識するステップをきちんと行うことで心理的に区切りがつく。これは仕事の次の活動にも良い影響を与えるし、次の日の仕事の再開もスムーズになり、ひいてはワークライフバランスの改善につながりそうだ。では、どのようなことをすべきなのか――さっそく見てみよう。

1.To-Doリストを見直す

一日単位でTo-Doリストを作っている人はもちろん、To-Doリストに期日を設けていないという人も、仕事の終わりにTo-Doリストを見直し、適宜修正しよう。おおよその見通しを立てて仕事を終われば、次の日の朝すぐにフル稼働できるはずだ。合わせて、次の日の予定もチェックしてから帰宅しよう。

2.片付け

次の日の生産性を考えるなら、仕事の終わりに机の上を整理すること。整理整頓は心理的にも効果がある。もちろん、会社というスペースを共有するにあたって、自分の身の回りの整理はエチケットではあるが、できていないという人も多いのでは? 早速、今日から始めてはいかがだろう。机の掃除だけでなく、メールの受信ボックスなどの整理も一日単位でやれば、未読メールに気がついたり、返信忘れを防げるはず。

3.一日を振り返る

一日を振り返り、反省点を書き出しておくのも効果がある。顧客の反応、プレゼンでの改善点などなんでもよい。覚えていると思っても、人間の記憶はそれほど頼れるものではない。書き出すことで視覚的にも再認識できるため、改善までの時間がきっと短縮できるはずだ。反省点だけではなく、よかったことも書き出そう。うまくいったことを思い出し、自分に自信を。一日の振り返りは、1.のTo-Doリストの見直しと同時に習慣にしたい。

4.上司や同僚に挨拶する

当たり前のことだが、上司や同僚に帰宅することを告げよう。その際に、プロジェクトの進行などに軽く触れておけばお互い安心だ。一般的に、コミュニケーションが頻繁に定期的にあるほど関係は良くなり、信頼や相互理解が高まる。

5.ストレスを引きずらない

気になることや不安なことなど終了時間でもすっきりしないことがある日もある。だが、仕事中のことは仕事場に置いて帰宅しよう。ここまでのステップで、仕事が終わったという認識を持ち、会社を出たら仕事に関するストレスから断ち切ること。ワークライフバランスの第一歩だ。