平野甲賀装幀の本

東京都小平市の武蔵野美術大学美術館 展示室3において「平野甲賀の仕事 1964-2013」展が開催される。開催日時は10月21日~12月21日の10時~18時(土曜日、特別開館日は17時閉館)。入場無料。

半世紀にわたる平野甲賀の仕事を一堂に展示

同展では、同校出身のブックデザイナー平野甲賀氏が、1964年から2013年までに手がけた仕事の全貌を紹介する。展示作品は、装幀作品7,000冊以上から選りすぐった300冊、1960年代後半から70年代にかけてシルクスクリーンで作られたポスター、1990年代に発表したリトグラフ、これまで未発表だったポスター原画2点など。これらを一堂に展示することで、平野氏のデザインと作品に使われている独特の「描き文字」がどこから生まれてきたのかを探っていくという。

そのほか、演劇ポスター制作とともにデザインした舞台装置や舞台衣装、「シアター・イワト」「スタジオ・イワト」などのチラシ、描き文字をフォント化した「コウガグロテスク」を使い同学の学生とともに作成した本や、学生による作品も紹介するとのこと。

なお、関連イベントとして、10月21日(16時30分~18時)、美術館ホールにて「対談:平野甲賀×新島実(同学視覚伝達デザイン学科教授)」を実施。11月30日には、展示室3にて「平野甲賀ギャラリートーク」(15時~16時30分)、図書館大階段で「ライブ ブックエンド・ミュージック」(同日17時~18時)を開催する。

演劇ポスターも展示