日本科学未来館は8月21日、2013年9月14日~23日までの10日間、毎年恒例となっている「中秋の名月 未来館でお月見!」を今年も開催すると発表した。

同期間中は、シンボル展示「Geo-Cosmos」や「4次元デジタル宇宙シアター(4D2Uシアター)」を用いた、月に関する実演が行われるなど、さまざまな月に関するコンテンツを楽しむことができる。主なコンテンツは以下の5つとなる。

The Moon on Geo-Cosmos

直径約6m、有機ELパネルを1万362枚貼り込んだ未来館のシンボル展示「Geo-Cosmos」に、月周回衛星「かぐや」が捉えた月の表面データを特別に映し出し、未来館オリジナルの昼間の「お月見」を楽しむことが可能なコンテンツ。実施時間は毎時00分と25分で各回約5分の予定(9月21日は、17:00までは通常実施で、17:00から20:00までの間は毎時00分と40分に実施される予定。ただし20:00の回は無し)。

月ツアー「Dark side of the Moon」

地球から月を見上げても、その裏側を見ることはできない。そうした月に関する不思議について、月の姿に変身したGeo-Cosmosの周りを歩きながら、未来館の科学コミュニケーターがガイドするというコンテンツ。開催時間は、土日祝日の12:00~12:15で定員20名、3階Geo-Cosmos前にて、10分前より先着順にて受付を実施し、定員に満たない場合でも11:55には受付は締め切られる。

VRシアター「4D2U -中秋の名月-」

天体や天体現象を空間3次元と時間1次元の4次元で可視化する「4次元デジタル宇宙シアター(4D2Uシアター)」を用いて行われる、同期間だけの特別実演として、光をテーマとしたコンテンツ。人間が月明かりをどのように感じてきたのかに触れることができるプログラムになっているという。

実施時間は平日が13:20、土日祝が13:20と15:20となっており、各回25名限定で、5Fインフォメーションカウンターにて、先着順で予約券が配布される。

Geo-Cosmos特別ミニコラム

Geo-Cosmosに月を映し出し、科学コミュニケーターが月にまつわる科学の話題を語るトークショー。実施時間は11:25、13:25、15:25で各回ともに約5分を予定。場所は1階シンボルゾーン、3階・5階常設展示フロアGeo-Cosmos前、オーバルブリッジとなっている。

特別夜間開館「大人のナイトミュージアム」

9月21日のみ開館時間を20:00まで延長し(最終入場可能時間は19:30)、通常は眺めることができない夜のGeo-Cosmosを見ることができるというもの。

特別実演「Reading night by the moon」として、Geo-Cosmosに投影された月を眺め、ギリシャ神話、漢詩、和歌など、「月」をテーマに、過去から現在まで時間と世界を旅するイベントも、各日18:00と18:40に各回約10分の予定で実施されるほか(場所は1階シンボルゾーン、3階常設展示フロアGeo-Cosmos前、オーバルブリッジ)、立体視プラネタリウム作品「バースデイ~宇宙とわたしをつなぐもの~」が17:00、18:00、19:00に追加上映が行われる。こちらの場所は6階のドームシアターガイア で、予約券は16:15以降、6階にて配布される予定。

なお、同日は1階のMiraikan Shopやロッテリア、5階のカフェも20:00まで延長営業される(3階・5階の常設展示および企画展「サンダーバード博」は17:00で終了となる)。

なお、開館時間は10:00~17:00(21日だけ20:00まで。また17日は休館日)で、入館料は大人600円、18歳以下200円となっているほか、団体(8名以上)割引は大人480円、18歳以下160円となっている。ちなみに未就学児は無料なほか、土曜日は18歳以下無料、「敬老の日」の9月16日は、65歳以上無料となっているほか、障がい者手帳所持者および付き添い者1名まで無料となっている(同期間中に開催されている企画展「サンダーバード博」は大人1300円、18歳以下700円(土曜日は600円)で、こちらのチケットで常設展示を見学することも可能だ)。

月の姿を映し出す「Geo-Cosmos」